November 10, 2012

他社の税務調査であおりが!?(注文請書の収入印紙)

私が育休で休んでいる間に、新しく取引が始まった会社があります。

現場での作業内容は、現行システムの保守作業で、先方に月額いくらでエンジニアを派遣する(特定の成果物はなし)という準委任契約です。

基本契約の締結をし、先方からの「注文書」が届き、当方から「注文請書」(特に指示がなかったので、収入印紙の貼り付けなし)を送り返して・・・という流れを何度か繰り返したある日。

先方の会社に税務調査が入ったようで、その現場に行っている当社のエンジニアが、たまたま顔を出した先方の社長から『お宅から送られてきた注文請書に不備があったから、遡って再作成して送ってね!よろしく!』と言われたようです。

あわてて営業担当が先方に連絡すると、

・注文書と注文請書で番号が合っていない
・注文請書に収入印紙が貼っていない

という点で税務署から指摘を受け、先方は「印紙を忘れるなんて、あっちの会社が悪い!やり直させる!」と、こちらに放り投げた様子。

この件に関して、社内で行われたやりとりを見ていたのですが、

 なんで印紙貼ってないんだ!?
→そもそもなんで印紙っているんだっけ?(準委任なので)
→なんかわからんが、とりあえず番号直して、印紙貼って送り返せ!

ということで、決着したようです(汗)

後日談、というわけでもないですが、

・契約自体はやはり委任契約(準委任)で成果物は特になく、作業時間が標準時間を超えた場合は時間精算。(なので、印紙が貼ってなくてもいいように見える。)
・注文内容は、通常のシステム保守作業だったが、作業内容として比較的詳細な項目が記載されていた。
・作業内容の一部に「××ツールのレベルアップ開発作業」というような、開発指示とも取れる内容が記載されていた。

などから、税務署側に請負契約と判断されたのではないか?という見解になりました。(あくまで当社の一方的な見解ですが。)先方に聞いてみたいんですが、やっと静まった嵐なのでそっとしておくことに。

景気の悪い昨今、単なるシステム保守作業では、お客さま(システムユーザ)からお金がもらえないため「じゃ、空き時間に××の改善作業もやります!」という話になり、作業内容として詳細が記載されているようです。

注文請書に印紙が必要か否かは、注文請書の「タイトル」でも「内容」でも、判断が難しいですね。とりあえず諦めて貼るか(汗)、税務署に判断してもらうのが早いかもしれません。

先方の税務調査から火の粉が飛んで、うちに調査が来ませんように・・・。
コメント一覧
4. Posted by 新人事務員(笑)   July 03, 2013 23:09
更新しないのデスか?
仕事は続けていますか?

5. Posted by 新人事務員(笑)   July 03, 2013 23:10
更新しないのデスか?
仕事は続けていますか?


6. Posted by はるかママ   April 22, 2015 14:14
思わず初コメしちゃいました(*^^*)
全ての記事にコメントしたい位に読み込んじゃいました♪
私はまだまだなんですけどBOとか色んな事をまとまりなく書いてます(笑)
私のイチオシの事とかも書いているので、是非見に来て下さい♪
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たまたま、会社を設立するところから参加しました。これまでの経理実務のメモを、忘れないうちに(!)まとめていこうと思っています。

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